知的ショートカット
(引用)
「バットとボールはセットで1ドル10セントします。
バットはボールより1ドル高い。ボールはいくらですか」大多数の人は、すばやく自信を持って、ボールは10セントだと答える。しかしこれは間違いだ。
正しい答えはボールが5セントで、バットが1ドル5セントというものだ。
興味深いことに、高等教育を受けていても事態はあまり変わらない。
ハーバードやプリンストン、マサチューセッツ工科大学の学生たちも、50%以上が間違った答えを出してくるという。
(中略)
不確かな状況に直面したとき、人間は情報を丹念に評価したり、関連のある統計データを調べたりしない。代わりに、「知的ショートカット」(mental short cuts)に判断をゆだねるのだが、そのせいで、しばしば馬鹿げた判断を下すことになる。このショートカットは、検討を速く行うというわけではなく、
検討をまったくやめてしまうというものだ。
(引用終わり)
上のは、株取引の判断の曖昧さのたとえとして使われたものだけど、ネットの拾い物を急いでシェアしたり、いくつも保存しておいて、時折今の情報として小出しする人にも似たようなことがあるような。
最近パタッと見かけなくなったけど「二つのパンの、ひとつに良い言葉を、もうひとつに汚い言葉をかけると、汚い言葉をかけ続けた方が腐る」という拡散があった。
でもその人たちは「山崎パンが腐らないのはおかしい!」というもの積極的にシェアしていたという不思議。
腐った方が良い?
山崎パンでは製造工程で「優しい言葉をパンに呼びかけている」から腐らないのです。と言ったら、どうするんだろう。
てか、パンを食べないで腐らせるなんて、大好きであろう「もったいない精神」とも辻褄合わないのでは。
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